気になる物件は見つかりましたでしょうか？
このページでは物件探しのコツやポイントについてご紹介します。
この記事を書いた人
深田健太朗
京都府乙訓郡大山崎町出身 １９８５年生
二級建築士、宅地建物取引士、管理業務主任者など、住宅に関連する５つの国家資格を持つ元大工です。
YouTubeやブログサイトで大工育成活動を行うなど20年以上住宅建築に関わってきました。
ご自身に合ったお家の条件は？
こちらのサイトを見られている方はいろいろな物件情報を確認し、マイホームの夢が膨らんでいるところではないでしょうか？
物件探しでは同時に「結局どの物件が自分に合っているの？」と迷うことも多いはず。
住宅に求めること（価格、地域、性能など）は人それぞれ。
もし条件設定が間違ったまま購入してしまった場合、使いにくさが目立ったり、お金が無駄にかかったりと、せっかく購入したお家にストレスを感じることも。
お家は金額も大きく、簡単に交換、変更が難しいだけに、購入時はしっかり条件を設定して納得するまで探すことが重要です。
条件チェックリスト
ココでは住宅に関わるそれぞれの専門分野から見た住宅選びのチェックポイントをご紹介します。
1・地盤
建築の分野では「地盤の強さ」を最も重要視します。
あくまでも建物は土の上に乗せている状態なので
地盤の強さは耐震性に直結します。
購入前に地盤強度を測ることはできませんが、歴史などからその地域の地盤強度を予測することが大切です。
また地盤については、洪水・土砂災害・火災などの災害の可能性についても考慮します。
２・資産性
ファイナンシャルプランナー目線では「資産性」を重要視します。
住宅購入時に忘れてはいけないことは、
不動産は資産なのでいつでも売ってお金に換えることができるものだということです。
実は、ローンの返済額よりも家計に影響するのは物件の資産価値です。
例）
Aの物件は4,000万円で購入して20年後に売却すると2,000万円になった。
Bの物件は2,000万円で購入して20年後に売却すると2,000万円になった。
Bの物件の場合、住宅ローンで支払った金額が戻ってきているわけです。
未来のことは誰にもわかりませんが、購入時にそういう目線を持つことが大切です。
3・メンテナンス費用
工事のプロ目線では、建物のメンテナンスや建て替え工事費を重要視します。
最も身近なのは屋根材のメンテナンス。
屋根材はそれぞれ耐用年数が違い、一般的に採用されているカラーベスト材の耐用年数は20年ほどと、ローンの支払い中にメンテナンスが必要となります。
※耐用年数期間については諸説あり、環境によっても変わる。
屋根材の交換工事は材料費はもちろん、処分費がかかり、足場が必要な工事となるので比較的大掛かりな工事です。
そのほか、建て替え時の解体＆基礎工事費などを考慮しておくことも大切です。
４・管理組合の運営
マンションの専門分野目線では、マンションの管理組合の運営に注目します。
マンションの運営は、共有する所有者が共同で行っています。
一般的な運営の内容は、マンションの利用ルールや修繕の積み立てなどですが、
建物が老朽化が進むにつれて、だんだん管理組合で扱う事案が大きいものとなっていきます。
マンションの建て替えが必要となった場合、所有者それぞれが数千万円ずつという多額の工事費を出し合って行うこととなります。
財産に影響する管理組合の運営については、物件選びでとても重要な項目です。
不動産の役割
不動産業と聞くと「家を売りつけられるのでは？」という印象を持つ方も多いのではないでしょうか？
不動産業（宅地建物取引業）は、上記のややこしい条件を踏まえた上で、
一般の方でも安心して物件の売買ができるようにお手伝いするお仕事です。
なので、実は不動産屋さん選びがとても重要です。
とても高い買い物なので、納得できるまで吟味していただけたらと思います。
お家探しの注意点
物件探しには注意点があります。
物件探しに必要な条件を整理でき、購入費を用意していたとしても、ベストな物件が売りに出ていなければ買えません。
そして物件は早い者勝ちです。
良い物件を欲しいと思う方はたくさんいます。
良い物件が売りに出ても、条件の絞り込みや資金調達（ローン審査）などの準備が不十分の場合、他の買主に先を越されてしまうことも。
コレだ！と思った物件を確実に手に入れるためには、まず最初に事前の準備をしっかりと済ませておくことが必要です。
お問い合わせはお気軽に！
エステート響では、住宅に詳しいスタッフが条件の絞り込みなどの物件探しの準備～内覧のご案内・ご購入のお手伝い・リフォームなどのご相談まで
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ほんとうに納得がいくお家を一緒に探しましょう！